(VOVWORLD) -世界の半導体産業が成長している背景の中で、ベトナムは半導体産業の有望な投資の目的地となりつつあります。
ベトナムの半導体市場の規模は2028年までに70億1千万ドルに達すると予想されており、2023年~2028年期における同産業の年間の平均成長率は約6.69%となる見通しです。
在ベトナム・オランダ副大使クリストフ・プロマースバーガー氏
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在ベトナム・オランダ副大使クリストフ・プロマースバーガー氏は、ベトナムは現在、半導体産業に深く統合する機会があると明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「オランダは半導体産業の先駆国であり、この分野におけるベトナムの大きな潜在力を見えています。オランダはベトナムと協力する意向があります。この協力は両国だけでなく、世界の半導体産業に利益をもたらします。私たちはベトナムでの半導体エコシステムを構築するため、ベトナムのパートナーと連携する用意があります」
SEMI=国際半導体製造装置材料協会東南アジア担当のリンダ・タン氏によりますと、ベトナムは世界の半導体サプライチェーンの新興国です。新型コロナウイルス感染症収束後、サプライチェーンの多様化と豊富な人材の活用のため、各企業は生産拠点をベトナムを含めたアジア諸国に移転しています。 SEMIは、ベトナムの2030年までの半導体産業発展戦略と2050年のビジョンの推進を支援する用意があるということです。
なお、ベトナムの首相は教育養成省に対し、2030年をめどに半導体産業に携わる技術者5万人を育成するよう要請しました。