(VOVWORLD) - ハン報道官は、「ベトナムは、ベトナムと日本との協力関係に対する安倍首相の重要な貢献を高く評価する」と強調しました。
日本の安倍晋三首相が28日、持病の悪化を理由に辞任する意向を記者会見で発表したことを受け、ベトナム外務省のレ・ティ・トゥ・ハン報道官は、「安倍首相は、日本の発展及び世界各国の協力促進に大いに貢献した指導者である」と述べ、「ベトナムは、ベトナムと日本との協力関係に対する安倍首相の重要な貢献を高く評価する」と強調しました。
また、安倍首相の健康と幸福にお祈りをするとともに、これからも安倍首相が引き続き両国の協力関係の強化に貢献するであろうとの希望を表明しました。
一方、安倍首相が辞意を表明したことについて、各国首脳などから突然の辞任を惜しむコメントが相次いでいました。主要な海外メディアは速報で辞意表明を伝え、歴代最長となった安倍政権の外交や経済政策を総括しました。
アメリカでは、ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)やCNNなどの主要メディアが大きく報道しました。ワシントン・ポスト紙は「トランプ大統領にとっては、国家主義的な見方やメディアへの不信を共有する親友の一人が去ることになる」と指摘しました。
ドイツのメルケル首相は記者会見で安倍首相の辞任に触れ、「彼の退任を残念に思う。我々はとてもよく協力し、ドイツと日本の関係を発展させてきた」と述べました。イギリスのジョンソン首相はツイッターで「安倍政権下で英日関係は貿易、防衛、文化の面でより強いつながりとなった」と書き込み、謝意を表しました。
シンガポールのリー・シェンロン首相はフェイスブックに「安倍氏は米国離脱後の(11カ国による)環太平洋経済連携協定(TPP)合意に重要な役割を果たした」と功績を讃えました。オーストラリアのモリソン首相も声明で「日本は豪州と最も親密な国の一つだ」と指摘し、「特別な戦略的パートナー」関係が安倍首相の「指導力とビジョンによってもたらされた」と述べました。