ベトナムとキューバ 友好関係を強化する共同声明を発表
(VOVWORLD) - 27日、ベトナムとキューバは、両国間の伝統的な団結、特別な友好、包括的な協力関係を新たな段階へと発展させるための共同声明を発表しました。
トーラム党書記長・国家主席とミゲル・ディアス・カネル第一書記・国家主席との会談の様子(写真:Lâm Khánh/TTXVN) |
声明によりますと、キューバのミゲル・ディアス・カネル・ベルムデス共産党中央委員会第一書記・国家主席夫妻の招きに応じて、ベトナムのトーラム共産党中央委員会書記長・国家主席夫妻が、2024年9月25日から27日までキューバを国賓訪問しました。訪問中、トー・ラム書記長・国家主席は、ディアス・カネル第一書記・国家主席との会談を行ったほか、キューバの要人とも個別に会談し、両国関係の強化について話し合いました。また、ラウル・カストロ・ルス革命軍将軍も表敬訪問しました。
双方は、トー・ラム書記長・国家主席による今回の国賓訪問の成果を高く評価しました。この訪問は、両国関係における重要な節目となる一方、両国間の関係を新たな持続可能な発展段階へと導き、両国国民の利益、社会主義の理想、世界各地域における平和、協力、発展を促進するものとなるとしています。
双方はまた、高級代表団をはじめとする各レベルの代表団交流をさらに促進することで合意し、両党の関係が二国間関係の発展における政治的基盤としての役割を果たすことを強調しました。また、各省庁や地方間の交流と協力をさらに推進することの重要性についても合意しました。
双方は、2025年を「ベトナム・キューバ友好年」とし、外交関係樹立65周年を記念する具体的な活動を共催することで合意しました。また、ベトナムとキューバの伝統的な団結、特別な友好、包括的な協力関係の意義と重要性に関する情報提供と広報活動を強化することでも一致しました。
さらに、双方は国際的な問題における意見の一致を強調し、国際紛争は国際法および国連憲章の尊重に基づいて平和的に解決されるべきだとの認識で一致しました。さらに、CELAC=ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体、ASEAN=東南アジア諸国連合、およびFEALAC=アジア中南米協力フォーラムの役割を認識し、相互尊重、不干渉、平和共存を基盤とする友好、平和、協力を促進するために協力していくことを確認しました。