フック首相(右)とツェンド・ムンフオルギル外務大臣
4日午後、ハノイで、グェン・スアン・フック首相はベトナムを訪問中のモンゴルのツェンド・ムンフオルギル外務大臣と会見を行いました。
席上、フック首相は「対外政策の中で、ベトナムは常に、モンゴルを重要なパートナーと見なしており、両国間の伝統的な協力関係を良好に発展させたい」と明らかにすると共に、両国に対し、高級レベルの相互訪問を維持し、外交・安全保障・国防などの分野における協力関係をさらに拡大してゆくよう求めました。また、モンゴルに対し、ベトナム東部海域、いわゆる南シナ海における平和、安定、安全保障、航行の安全と自由、国際法、なかでも1982年の国連海洋法条約に従ってあらゆる紛争を平和措置で解決することなどに関するベトナムとASEANの立場を支持してゆくよう要請しました。
一方、ツェンド・ムンフオルギル外務大臣はベトナムがAPEC2017首脳会議を主催することを高く評価すると共に、ベトナムがこの大規模な外交出来事を成功させるとの確信を表明しました。また、同大臣は「モンゴルは、紡績縫製、革靴などの分野でベトナムと協力すると共に、文化、教育、芸術、草の根外交などの分野に関する経験交換をする用意がある」と強調しました。