(VOVWORLD) -ハノイ市は1か所だけで上空の高い位置から花火を打ち上げ、テレビでその背景を生中継しました。
テトのフラワーロード、グエンフエ通り(写真:TTXVN) |
新型コロナウイルス感染症の市中感染が拡大していることから、ベトナム国内の多くの地方で、2021年の伝統的お正月テトを祝う花火の打ち上げが停止されましたが、住民らは大晦日の夜を楽しく迎えました。
ハノイ市は、市内の30か所で花火を打ち上げる計画がありましたが、市中感染の懸念から中止を決め、その代わりに1か所だけで上空の高い位置から花火を打ち上げ、テレビでその背景を生中継しました。また、市民に対し、大勢の人々が集まらないよう勧告しています。
一方、ホーチミン市もこれまで見たことがなかった特別な大晦日の夜を過ごしました。花火大会や、文芸公演などが披露されませんでした。
全国各地と同様に、中部港湾都市ダナン市も、多くの人々が集まらないように花火大会を中止しました。
ベトナムでのコロナ禍が複雑に推移している背景の中で、ベトナム国民にとって2021年のテトは特別なものと評されています。