写真:TTXVN
21日、アメリカを訪問中のベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相は、アメリカのステファン・ヴォーン通商代表代理、共和党と民主党の議員補佐官グループ、CSIS戦略国際問題研究所の指導部、ベトナムで事業を行っているアメリカ企業の代表などと会見しました。
これらの会見で、ミン副首相兼外相は、「ベトナムは両国関係の発展のためにトランプ政権と協力してゆく用意がある」と述べるとともに、ベトナムの経営・投資環境の改善を促進し、ベトナムに投資するアメリカ企業にできるだけ便宜を図ると強調しました。また、ミン副首相兼外相は、アメリカ企業が、ベトナムで開催されるAPECアジア太平洋経済協力会議の首脳会議の成功のためにベトナムを支援すると公約していることを高く評価しました。
一方、アメリカの超党派議員の補佐官らは、民主党と共和党はいずれも、ベトナムとの全面的パートナーシップを重視していると強調し、枯葉剤問題や地雷・不発弾問題など戦争後遺症の克服について引き続きベトナムを支援してゆくと明らかにしました。ベトナム東部海域(南シナ海)問題について、補佐官らは、この海上の平和・安全・航行の自由を保障することと、1982年国連海洋法条約をはじめ国際法に従って紛争を平和的に解決することの重要性を明らかにしました。
他方、アメリカ企業の代表は、ベトナム政府がアメリカを含む外国の企業に公平な経営環境を作り出していることに満足の意を表明し、両国の指導者による接触の強化を支持すると述べました。