(VOVWORLD) - すでにお伝えしましたように、18日午前、ハノイで、ベトナム科学技術アカディミーに属する宇宙センターと住友商事の代表は、衛星の製造と人材育成に関する受注書に調印しました。
(写真:Nhandan) |
受注額は200億円強とみられます。NECが経済産業省の資金支援で衛星を開発し、早ければ2023年中に打ち上げられる計画です。JICA=国際協力機構も含めた日本の官民が連携して受注にこぎ着けた実績を生かし、新興市場の開拓につなげます。
NECが海外に人工衛星を輸出するのは今回が初めてです。新たに開発した地球観測用の衛星の名称は「ロータスサットワン」であり、重量が約570キログラムとなります。
べトナムでは近年、豪雨による水害などが多発しており、気象や環境を継続的に監視する人工衛星の導入を検討しています。計画では、まず1機体制で観測を開始し、増強の必要性が高まった場合は2機目の導入も検討するということです。