(VOVWORLD) - 両国の各地方は協力強化に力を入れており、様々な措置をとっています。
チュン委員長(左)と藤原村長(右) |
20日、ハノイで、同市人民委員会のグエン・ドゥク・チュン委員長は長野県の川上村の藤原忠彦(ふじはら・ただひこ)村長と会見しました。
会見で、チュン委員長は、「川上村の農業発展モデルを学びたい」と述べ、ハイテク農業や人材育成などの分野で川上村との協力を強化したい意向を示しました。また、「ハノイに投資しようとする日本企業にできるだけ便宜を図っている」と明らかにしました。
他方、同日、南部カントー市で、広島県の代表団が、カントー市の指導部と会合を行い、双方の協力方向について話し合いました。会合で、広島県の代表は、「広島はカントー市に対し農産物の生産・加工・流通に必要な技術移転を行うため、援助提供を検討し、農業分野の人材育成も支援してゆく」と明らかにしました。
また、「広島県は、在ベトナム日本大使館と協力して、国際基準を満たす農産物保存加工センターをカントー市で建設する用意がある」と述べ、「広島県の企業のカントー市への投資を奨励してゆく」と強調しました。そして、広島は、都市区画や下水道の整備などカントー市のインフラ整備を支援する用意があるとしています。