(VOVWORLD) -先頃、CSIS=アメリカ戦略国際問題研究所の主宰によりワシントンでベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海に関する第12回国際年次セミナーが開かれました。
セミナーにはアメリカ、オーストラリア、インド、インドネシア、ベトナム、フィリピンなど各国の専門家、研究者多数が参加しました。
セミナーの様子 |
セミナーではベトナム東部海域の情勢、この海域での紛争、この海域に対する日本、アメリカ、オーストラリア、インドの4か国の枠組みの役割などについて討議が開かれました。セミナーに参加したベトナム外交学院ベトナム東部海域研究所のグエン・テイ・ラン・アイン所長は次のように語りました。
(テープ)
「セミナーで発表されたスピーチはこの海域での最近の情勢を点検し、国際法に合致していない中国の主張を批判しました。特に、アメリカ国務省の代表も最近の研究結果を発表し、その中で、中国がこの海域でのほぼ全域の領有権を主張していることは国際法に反すると明らかにしました」
セミナーでのスピーチは、いずれも中国がベトナム東部海域で一方的な現状変更の試みを続けており、国連海洋法条約を順守していないことを強調しました。