ベトナム東部海域に関するオンライン・シンポジウムが行われる
(VOVWORLD) - 20日、ロシア科学アカデミーの東洋学研究所はベトナム東部海域(南シナ海)の現状に関するオンライン・シンポジウムを行い、ロシアの多くの学校や研究所の学者らが参加しました。
シンポジウムではベトナム東部海域をはじめ、アジア太平洋、中でも東南アジア地域の情勢をめぐる様々な角度について触れました。また、中国はエネルギーへの国内需要を満たすため、ベトナム東部海域での資源を独占しようとすることから、近隣諸国の権利や利益を侵す意向があるとの意見が相次ぎました。
また、同問題に関するベトナムの立場について、出席者らは「ベトナムは国際法、中でも1982年国連海洋法条約に従って平和的措置でベトナム東部海域での紛争を解決するという一貫した方針を堅持している。また、ベトナムは全方位対外政策を実施し、インド、オーストラリア、日本、ロシアをはじめ、世界各国との協力を重視している。これらの協力関係はベトナム東部海域での緊張情勢の緩和や平和、安定の維持にプラス影響をもたらす可能性がある」と強調しました。