3日、政府本部で、グエン・スアン・フック首相の主催のもと、政府の3月月例会議が行われました。会議の報告によりますと、今年第1四半期にも、ベトナム経済は引き続き積極的な兆を見せています。
具体的には、CPI=消費者物価指数の増加率が0・9%にとどまり、輸出が13%、農業生産が2%増加しています。また、ベトナムを訪れる外国人観光客数が急増し、320万人を超え、FDI=外国直接投資が30億ドルに達しています。
特に、新規設立企業は2万6500社となり、企業数で11%増、資本金で45・8%増となっているということです。これに関し、フック首相は、「歳出入や、公的債務・投資、輸出入などマクロ経済に関連する要素の均衡を確保するため、成長促進や、インフレ抑制に力を入れていく必要がある」とし、次のように語りました。
(テープ)
「特に、社会的投資を促進していかなければなりません。この政策は国民の支持を受けていますが、強化策を探る必要があります。各部門、機関は刷新を継続しなければなりません。成功するかいなかは、政府の指導能力次第です。例えば、全社会の投資がGDP=国内総生産の35%を占めるようになるためにその投資額を3%増やすことができるかどうかということです。」
会議で、科学技術省とベトナムソフトウエア・情報技術サービス協会は第4次産業革命に関する報告書を発表しました。
同日午前、法律・法令制定作業に関する報告や、政府事務局長の報告、失業保険の調整に関する報告書などが読み上げられました。同日午後、閣僚らは、2016年の経済社会発展任務の実施状況と2017年の計画の展開、今年第1四半期の経済社会状況、政府の決議の実施状況などを討議しました。