3月21日から24日にかけて行われるシンガポールのリー・シェンロン首相のベトナム訪問に当たり、ベトナムのグエン・ティエン・ミンシンガポール大使はベトナム通信社のシンガポール特派員のインタビューに応え、その中で、その訪問の内容と両国関係の展望などを明らかにしました。
グエン・ティエン・ミンシンガポール大使
(写真:Vietnam+)
ミン大使によりますと、近年、両国関係は良好に発展しています。貿易関係に関して、両国間の取引額はおよそ140億ドルに達しています。シンガポールがベトナムの貿易相手国の中で6位に立っている一方、ベトナムはシンガポールの貿易相手国の中で、12位となっています。
投資関係に関して、現在、シンガポールはベトナムに400億ドル相当の投資を行っており、韓国と日本に次いでベトナムの3番目の投資国となっているということです。
また、シンガポールが50年後の発展戦略を立案し、海外向けの投資経営活動を進めている背景の中で、迅速に発展しているベトナムは重要なパートナーとなっているとしています。ミン大使は「リー首相の訪問は両国関係の促進に土台を作り出す」との確信を表明しました。