トリポリで、26日の戦闘は住宅地で起きた＝AFP/TTXVN

リビアの首都トリポリで26日、国連が支援する統一政府側の勢力と対立する民兵組織の間で激しい戦闘があり、少なくとも28人が死亡、128人が負傷しました。保健省が発表しました。

リビアでは2011年、NATO=北大西洋条約機構の支援を受けた民衆蜂起により、長く独裁を敷いてきたムアマル・カダフィ大佐の政権が崩壊しました。以降、トリポリでは数十に上る民兵組織が権力争いを繰り広げる混迷が続いています。

26日の戦闘は住宅地で起きました。AFPのジャーナリストたちは爆発音を聞き、市南部が砲撃されました。複数の目撃者によれば、戦闘には戦車も投入されたということです。夕方までに戦闘は収まったが、散発的な銃声は続きました。

保健省の報道官は暫定的な数字として、28人が死亡し、128人が負傷したと発表しましたが、民間人が含まれているかについては言及しませんでした。今のところ、医療関係者からの情報で死傷者の人数は確認できていないということです。(AFP）