レバノン情勢で安保理緊急会合 米仏は一時停戦を提案へ
(VOVWORLD) - レバノン情勢の悪化を受けて、国連安全保障理事会は緊急会合を開催しました。この協議では、アメリカとフランスが21日間の一時停戦を提案する予定であることが明らかになりました。
2024年9月24日、レバノンで、イスラエル軍の空爆によって破壊された建物(写真:THX/TTXVN) |
国連総会の場で、イスラエルの国際的孤立が一層鮮明になる中、多くの首脳からは外交的解決を求める声が相次いでいます。
国連のグテーレス事務総長は、「レバノンは地獄と化している。我々はレバノン軍の強化に向けたあらゆる努力を支持する」と訴えました。
会合では、レバノン側が「我が国の主権を侵害している」と非難したのに対し、イスラエル側は「国民を守るために行動している我々に責任を押し付けるのは不当だ」と自衛権を主張し、激しい応酬が展開されました。
また、アメリカとフランスが協議している21日間の一時停戦提案についても言及されました。
ある外交筋は、国連総会の最中に状況がさらに悪化すれば、安保理の実効性に対する批判が高まり、紛争を止めるための有効な手段が失われる危険性があると強調しました。(テレビ朝日)