(VOVWORLD) - 27日、モスクワで、ロシアの財団「平和の道のり」はIADL国際民主法律家協会と協力して、「ベトナム東部海域の紛争・平和的解決策の捜索」と題する国際シンポジウムを行いました。
シンポジウムに出席しているベトナムの代表 |
シンポジウムには、ロシア、アメリカ、フィリピン、日本、パキスタン、ベトナムから政治や国際法の専門家・法律家多数が参加しました。
シンポジウムで、ベトナム東部海域(南シナ海)の紛争の歴史や、新たな動き、その紛争に関する関係各国の立場、紛争による危機などに関する研究が発表されました。その中で、この海域の軍事化は地域の平和・安全保障だけでなく、同海域の航行の自由と環境を脅かしているとの意見が相次ぎました。また、同海域の紛争に関するいくつかの国の立場は、緊張を緩和させるどころか、緊張をエスカレートさせており、紛争解決を妨げているとの意見も多くの専門家から出されました。
シンポジウムの閉会式で発言に立った国際民主法律家協会のJeanne Ellen Mirer会長は、国際法に従ってベトナム東部海域問題を平和的措置で解決するよう呼びかけ、シンポジウムに参加した専門家に対し、シンポジウムの内容を自国の政府に報告するよう訴えました。