ロンドン高層火災、首相が住民らと面会

ロンドン西部の24階建て集合住宅で起きた火災の死者と行方不明者は、17日の警察発表によると58人に達しました。イギリスのメイ首相は同日、被害に遭った住民らと首相官邸で面会し、直後の対応が「不十分」だったと認めました。
ロンドン高層火災、首相が住民らと面会 - ảnh 1 メイ首相=EPA

メイ氏は火災翌日の15日に現場を視察した際、被害者と話をしなかったとして激しい非難を浴びました。

17日には官邸で住民やボランティア、地域指導者らの団体と2時間半にわたって面会しました。同日の声明で、被害者への支援と原因究明、安全対策に全力を尽くすと表明しました。

メイ氏は直属の調査チームを置くことや、被害者の訴訟費用を政府が負担することを表明しました。被害者救済に向けた500万ポンド(約7億円)の基金に加え、3週間以内に住居を提供するために、必要ならばさらに資金を用意すると述べました。

さらに住民からの問い合わせなどに応じられるよう、現場の支援スタッフや電話受け付けスタッフを増員する方針を示しました。

メイ氏や当局の対応に抗議する住民らは16日、現場付近の役所や内務省前で激しいデモを展開していたということです。

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