この数日、国内外で、4月30日の南部完全解放祖国統一42周年を記念する様々な記念活動が活発に行なわれています。
フランス駐在ベトナム大使館も記念式典を開催
29日、北部山岳地帯ディエンビエン省ディエンビエン市にある戦勝の記念塔で「心にある祖国」と銘打った芸術公演が行なわれ、ベトナムの国土と革命活動をたたえる多くの歌が歌われました。
4月28日から5月19日にかけて、南部キェンザン省の沖合いにあるフーコク島にあるベトナムの共産主義者を収容した監獄の歴史遺跡で、画家カオ・レー・クアンは「海上における祖国」をテーマとした絵画展を開きました。絵画展で絵画およそ40点が紹介されています。この絵画展を通じて、画家クアンさんはかつての戦争中に国のため命をささげた英雄に感謝の意を表明すると共に、人々に対し、戦争の痛みを癒すため支援するよう」とのメッセージを送りました。
一方、30日、カンボジアの首都プノンペンで、ベトナム系カンボジア人協会は南部完全解放42周年を記念する式典を行ないました。式典に参加した代表はベトナム民族の輝かしい革命伝統を振り返ると共に、ベトナムの民族独立のための闘争にに大きく貢献してきた革命功労者、戦没者、傷病軍人に感謝の意を表明しました。
この機に、在フランスベトナム大使館は南部完全解放祖国統一42周年、及び、在フランスベトナム大使館開設40周年を記念する式典を盛大に行ないました。式典で、ベトナムのレ・ホアイ・チュン( Le Hoai Trung) 外務次官は次のように語りました。
(テープ)
「4月30日はベトナムにとって多くの意義をもつ日です。第一はベトナムが1945年に宣言した民族独立を再度確認する日であるということ。第二はこれは国が統一した日でもあるということ。現在、ベトナムは中間所得国となっており、世界の多くの国々と外交関係を結んでいます。また、ベトナムは地域と世界の多くの重要な組織のメンバーともなっています」
このように語ったチュン外務次官は「ベトナムが現在達成した成果の中には国外在留ベトナム人の貢献を抜きにして語ることはできない」と強調しました。