(VOVWORLD) - 9日午前、新型コロナウイルス感染症予防対策国家指導委員会の委員長を務めるファム・ミン・チン首相の主宰の下、同委員会と全国各地とのテレビ会議が開催されました。
この会議は、新型コロナ予防対策の実施状況や、新型コロナの影響で大都市で足止めされている人の安全な帰省、感染地方での社会福祉の確保、商品の流通確保などについて話し合うことが狙いです。
会議の冒頭、チン首相は、新型コロナ予防対策作業に残されている問題と、今までの成績を分析した上で、その原因と経験を明確にするとともに、これからの任務と解決策を見出す必要があると求めました。
会議で出された報告によりますと、第4波の震源地であるホーチミン市、ビンズオン省、ドンナイ省、ロンアン省で新規感染者と死者がかなり減っているなど、疫病が全国で基本的に制圧されていますが、社会的隔離措置が緩和されたので、これらの地方で足止めされた多くの人が帰省していることは感染拡大につながる恐れがあるとしています。
なお、10月1日からは震源地である各地から帰省した人は約18万人で、その中で、1000人以上の感染が確認されました。