朝鮮、軍事パレードで米けん制「核戦争には核攻撃戦で対応する」

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崔竜海党副委員長
(写真提供:KCTV)

(スポーツ報知)朝鮮民主主義人民共和国は15日、「最大の祝日」と位置付ける故・金日成主席の生誕記念日「太陽節」を迎えました。平壌の金日成広場で軍事パレードが行われ、金正恩朝鮮労働党委員長が観閲しました。米本土を狙うICBM=大陸間弾道ミサイルや新型とみられるミサイルが登場しました。崔竜海党副委員長は演説で「米国が挑発を仕掛けてくれば即時に壊滅的攻撃を加え、全面戦争には全面戦争で、核戦争には核攻撃戦で対応する」とけん制しました。

 朝鮮中央テレビが生中継で伝えました。正恩氏の健在ぶりを示し国内を引き締めるとともに、原子力空母カール・ビンソンを朝鮮半島近海に向かわせるなど軍事的圧力を強めるトランプ米政権への対抗姿勢を鮮明にしました。

 日米韓は、朝鮮民主主義人民共和国がこの日に合わせ6回目の核実験や弾道ミサイル発射などの挑発に踏み切る恐れもあるとみて、警戒を強めています。

 今年は生誕105年で、朝鮮民主主義人民共和国で重視される5年ごとの節目に当たります。朝鮮民主主義人民共和国で大規模な軍事パレードが行われたのは、党創建70年を記念した2015年10月以来となっています。

 一方、朝鮮民主主義人民共和国は北東部豊渓里で6回目の核実験の準備を完了したとみられ「いつでも実施できる」(韓国軍)状態とされます。朝鮮民主主義人民共和国は昨年の太陽節には中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられる1発の初の発射実験を実施しました。

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