「海洋法に基づく法の支配と海上法の執行」シンポジウム開催

(VOVWORLD) -5日、ハノイで、ベトナム社会科学アカデミーは、在ベトナム日本大使館と共同で「海洋法に基づく法の支配と海上法の執行」をテーマとした国際学術シンポジウムを開きました。

シンポジウムでは海洋法の実施における法的根拠、実施手段、そして海洋法の適用において発生する課題について議論が行われ、国内外の多くの専門家や学者が参加しました。シンポジウムでは、慶應義塾大学法学部の武井 良修(たけい よしのぶ)准教授が、法の支配の原則を始め、海上での法の執行における重要な原則を共有しました。

武井准教授は、すべての国々が国際法を遵守する義務を負っており、その目的は海上活動を安全かつ透明性のある共通の規則に従って行えるよう保証することだと述べました。

また、シンポジウムの参加者が、海上での法執行は各国の責任にとどまらず、地球規模の問題であるとの認識で一致しました。またそのためには多国間の協力と国際規則の遵守へのコミットメントが必要であり、法の支配に基づく海洋秩序の促進が、地域および世界全体の平和、安定、持続可能な発展を確保するための前提条件であることを参加者は確認しました。

ご感想

他の情報