在EU英国大使(左)
(写真:AFP/TTXVN)
【共同】ドイツのメルケル首相は29日、欧州連合(EU)からの離脱通知で英国が離脱条件と並行し自由貿易協定(FTA)など将来の関係も話し合う交渉手順を求めたことについて拒否する考えを示しました。ベルリンの会合で述べました。
交渉の進め方について態度が不明確だったドイツが離脱条件の協議を先行させる意向を鮮明にしたことで、英国を除くEU諸国の足並みがそろいました。離脱後の関係構築を急ぐ英国は今後の交渉で厳しい立場に立たされそうです。
メルケル氏は交渉の段取りについて「まずは長年の密接な関係をどう解消するか決めなければならない。将来について話すのはその後」と語りました。