8日、中部港湾都市のダナン市で、第29回APECのAMM＝外相、経済担当相による閣僚会議が開幕しました、会議にはAPEC 加盟21ヶ国の外相、経済担当相とAPEC のオブザーバー組織の代表が参加しました。ベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相とチャン・トアン・アイン商工大臣は共同で会議を主催しました。

開幕演説に立ったファム・ビン・ミン副首相兼外相は2016年、ペルーで開かれた第28回AMM 以来、APEC は加盟諸国間の緊密な協力を目撃した」と強調すると共に、今後も、経済協力と連携は地域と世界の成長を促進する原動力となっており、各国の国民と企業に利益をもたらす」と述べました。ミン副首相兼外相は次のように語りました。

（テープ）

「本日開催される会議は次の3つの議題を集中的に取り上げます。第一はAPEC のこの1年間の活動を点検すること。第ニはこの後数日行われるAPEC 首脳会議に提出するための文書を完成させること。第三はいくつかの分野におけるAPEC 内の連携促進のための行動計画を作成し、APEC の首脳会議に提出するということです」

一方、開幕演説で、チャン・トアン・アイン商工大臣は「地域と世界情勢には多くの不安状況が浮上している。昨年、APEC は多くの成果を収めたものの試練が複雑に推移している」と明らかにしました。2020年はAPEC 加盟諸国がボゴール目標を遂行する期限となることに関して、アイン商工大臣は次のように語りました。

（テープ）

「2020年、APEC 加盟諸国はボゴール目標を遂行しなければなりません。さる5月、ハノイで開かれた貿易担当閣僚会議で、閣僚らはボゴール目標を計画通りに遂行するための具体的な公約と行動を強調しました。それ以来、APEC の貿易担当大臣の緊密な協力により、貿易と投資の自由化に関 するボゴール目標の履行には重要な進展を見せました。今回の会議で、我々はこの目標の実現に関する全ての工程を点検します。」

開会式の直後、会議の代表は地域の経済連携強化、質の高い成長の促進、投資の円滑化、デジタル経済、電子商取引、多角的貿易強化、零細・中小企業への支援について討議を行いました。