(VOVWORLD) - アメリカ政府は2106年のオランダ・ハーグの常設仲裁裁判所の判決を支持しています。
オルタガス報道官 |
米国務省のオルタガス報道官は6日の声明で、ベトナム東部海域(南シナ海)ホアンサ諸島(英語名パラセル)諸島の海域で中国海警局の船がベトナムの漁船を沈没させたとの報道があったと指摘し、「深刻な懸念」を表明しました。
また、これは、同海域での違法な領有権主張の実施を目指す新たな動きで、東南アジア地域の各国に損害をもたらしています。そして、オルタガス報道官は、中国がベトナム東部海域で調査基地と称する拠点に特殊軍用機を着陸させたなどと明らかにしました。
声明によりますと、2016年7月に、オランダ・ハーグの常設仲裁裁判所は九段線とその囲まれた海域に対する中国が主張してきた歴史的権利について、「国際法上の法的根拠がなく、国際法に違反する」とする判断を下し、アメリカ政府はこの判決を支持しています。中国に対し、「パンデミックと戦う国際社会を引き続き支援することに注力し、外国の混乱や弱みを利用してベトナム東部海域での違法な領有権の主張を拡大しないよう求めるとしています。