(VOVWORLD) -ビン大使は「アジア太平洋地域の情勢が大きく推移しており、チャンスがある一方、試練も多く出ている。」と明らかにしました。
(写真: Vietnam+) |
先頃、アメリカ議会本部で、アメリカ・アジア研究所、在アメリカベトナム大使館、ASEAN=東南アジア諸国連合などの共催により、APEC=アジア太平洋経済協力に関するシンポジウムが行われました。
シンポジウムで、アメリカ駐在ベトナムのファム・クアン・ビン大使は「アジア太平洋地域の情勢が大きく推移しており、チャンスがある一方、試練も多く出ている。2017年のAPEC首脳会議を主催するベトナムは今回の首脳会議のテーマを「新しい原動力を作り出す、未来を培う」にするのは地域内の成長の促進、投資、貿易の拡大、持続的成長を目指す新しいアイディアと提案を見出すためのものである」と明らかにしました。
また「ベトナムは年初からAPEC加盟諸国と積極的に協力して、これらの目標の遂行に取り組んでおり、前向きな成果を収めた。これまで、ベトナムは200回にわたり会議を行った。これは11月に開かれるAPEC首脳会議の開催の成功に前提を作り出すものである」と述べました。
シンポジウムで、在ベトナム アメリカのデービッド・シェア元大使とCSIS戦略国際問題研究所 東南アジア研究プログラムシニア・フェロー マレー・ヒーバート(Murray Hiebert)氏はAPEC首脳会議の準備作業を高く評価すると共に「まもなく行われるアメリカのトランプ大統領によるアジア歴訪は地域の経済発展、安全保障などに対するアメリカの公約を再度確認するチャンスとなる」との見解を明らかにしました。