米大統領とイラク首相 IS壊滅へ協力を一層強化

(NHK)アメリカのトランプ大統領は、イラクのアバディ首相とホワイトハウスで会談し、過激派組織IS=イスラミックステートの壊滅に向けた戦闘を続けているイラク軍をたたえたうえで、協力を一層強化していく意向を伝えました。


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(写真:EPA/TTXVN)

アメリカのトランプ大統領は20日、ホワイトハウスにイラクのアバディ首相を招いて初めての首脳会談を行いました。
会談の冒頭、トランプ大統領は「イラク軍の兵士たちは懸命に戦っている。モスルで進展があることを承知している」と述べ、IS最大の拠点である北部の都市モスルを奪還するため戦闘を続けているイラク軍をたたえました。
そのうえで「ISを壊滅させなければならない」と述べ、トランプ政権としてイラクとの協力を一層強化していく意向を伝えました。

このあとイラクのアバディ首相はワシントン市内で講演し、「トランプ政権は前の政権よりもテロとの戦いに深く関与しようとしている」と述べ、歓迎する姿勢を示しました。
そのうえで「ISに復活の機会を与えてはならない。ISは衰えているもののいまだに資金や人を集めている」と述べ、国際社会がISの壊滅に向けて今こそ結束すべきだと訴えました。

アメリカのトランプ政権は、ISの壊滅を最優先課題の1つに掲げており、今週ワシントンに60か国以上の外相や高官を招いて、対策を協議する予定です。

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