(NHK)アメリカのトランプ大統領は、今月14日にホワイトハウスにドイツのメルケル首相を招待し、初めての直接会談を行う予定で調整を進めていました。
しかし、ワシントンを含むアメリカ北東部は、13日夜から雪が予報され、交通機関に影響が出ることが懸念されていて、トランプ大統領は13日、ホワイトハウスで「メルケル首相と話して金曜日に延期となった。訪問を楽しみにしている」と述べ、首脳会談を17日に延期することを明らかにしました。
(写真:AFP/TTXVN)
会談では、難民・移民の受け入れの問題や対ロシア政策などが主な議題になる見通しですが、トランプ大統領はメルケル首相の難民政策を「破滅的な間違いを犯した」などと批判していて、立場の異なる両首脳が一致点を見いだすことができるか注目されます。
一方、ホワイトハウスは、今月16日にサウジアラビアのサルマン国王の息子で、外交や経済政策を取りしきるムハンマド副皇太子がホワイトハウスを訪れ、トランプ大統領と会談を行うと発表しました。
サルマン国王は日本を訪問中ですが、随行予定だったジュベイル外相など重要閣僚が来日を突然キャンセルしており、アメリカのメディアは、ムハンマド副皇太子のアメリカ訪問の準備のためだと伝えています。