(写真:TTXVN)
(NHK)イギリスのメイ首相は、2020年に行われる予定だった総選挙を前倒しするよう求める動議を議会下院に提出し、19日午後、審議が行われました。
審議の中でメイ首相は「EUからの離脱に後戻りはない」と強調したうえで、「EUとの間で、イギリスにとって最良の合意を得るためには、強く安定したリーダーシップが必要だ」と述べ、選挙は、EUとの離脱交渉を誰に委ねるのか、国民の信を問うものだと主張しました。
そのうえで、メイ首相は「総選挙を前倒ししなかった場合は、選挙を目前に控える中でEUとの離脱交渉の大詰めを迎えなければならなくなる」と述べ、選挙の前倒しの必要性を訴えました。
このあと採決が行われ、動議は、賛成522、反対13と、必要な3分の2を大きく超える圧倒的な支持を得て可決されました。
これを受けてイギリスの議会は来月3日に解散することが決まり、6月8日の投票に向け各党の選挙戦が本格化することになります。