(NHK) 韓国政府は、15日、パク・クネ前大統領の罷免に伴い、ことし12月に予定されていた大統領選挙を前倒しして5月9日に行うことを決めました。
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これに合わせて、パク氏の支持者を含めた保守系の人たちから立候補を期待する声が出ていた、大統領の職務を代行しているファン・ギョアン首相は、臨時の閣議で、「国政の安定と公正な選挙管理のためには、自分が立候補するのは不適切だと判断した」と述べ、みずからは立候補しないことを表明しました。
韓国の公共放送KBSが今月12日に伝えた、大統領選挙をめぐる世論調査によりますと、革新系の最大政党「共に民主党」のムン・ジェイン(文在寅)前代表が29.9%でトップの座を守っていて、2位も同じ党に所属するチュンチョン(忠清)南道のアン・ヒジョン(安熙正)知事で17%、ファン首相は9.1%で3位につけていました。
ファン首相以外の保守系の候補者は1%台の支持率しかなく、現時点では保守系の有力な候補者がいなくなった状態となりました。