(NHK)イタリアで開かれていたG7(主要7か国)外相会合は11日、シリア問題解決のため、ロシアに影響力を行使するよう求める共同声明を採択し、閉幕しました。
(写真:EPA/ TTXVN)
共同声明では、まず、アメリカによるシリアへのミサイル攻撃について「化学兵器の使用をやめさせるために注意深く計算され、攻撃対象も限定された対応」と理解を示しました。その上で、シリアの和平実現に向け、後ろ盾となっているロシアに影響力を行使するよう求めています。
ロシアへの対応をめぐっては、イギリスのジョンソン外相が新たな制裁を主張したのに対し、イタリアのアルファノ外相は「シリアの平和と安定に向けてロシアを積極的に巻き込んでいくべきだ」と話すなど、G7各国の温度差が浮き彫りとなりました。
共同声明では、また、北朝鮮について強く非難するとともに、挑発を控えるよう求めています。