首脳 会議の参加者＝AFP/ TTXVN

首脳宣言には、「保護主義と闘う」ことやルールに基づいた国際貿易システムを目指す方針が明記されました。

また、ロシアのウクライナ介入をめぐり、必要に応じてＧ７がロシアへの経済制裁を強化する方針も確認しました。

一方で、地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」についてはアメリカが支持を表明せず、同協定の履行を目指す残りの６カ国と溝を残す形となりました。

アメリカを除くＧ７の６カ国は首脳会議で、オバマ前大統領が合意したパリ協定の受け入れに依然消極的なトランプ大統領に対し、協定を尊重するよう圧力を掛けましたが、トランプ大統領が屈することはなかったということです。

ドイツのメルケル首相は「気候変動に関するあらゆる協議は非常に困難だった。米国がパリ協定に残るかどうかの意思表示はなかった」と記者団に語り、不満をあらわにしました。

一方、今月就任したばかりのマクロン仏大統領は、トランプ大統領を「現実主義者」と評価し、トランプ大統領はＧ７での話し合いを経て最終的にパリ協定を支持するとの見方を示しました。