ハノイ便りの時間がやってまいりました。
ホアイ ご機嫌いかがですか皆さん。ホアイです。
アン こんにちは。アンです。この8年間、ハノイ中心地にやってくる多くの外国人観光客は無料で観光案内をしてもらいました。
ホアイ これらの案内人は「ハノイキッズ」というクラブのメンバーたちです。今日のこの時間はハノイキッズというクラブについてご紹介しましょうか?
アン いいですね。「ハノイキッズ」クラブは2006年結成されました。この構想は「ハノイ中心地のホアンキェム湖畔に英会力をみがくため、毎日、外国人観光客に話かける多くの学生がいる。なぜ、これらの学生を集めて、無料でハノイガイドするクラブを結成しないか」ということから生まれました。
ホアイ 当初のメンバーは20人ほどでした。その時、「ハノイキッズ」クラブは外国人観光客と紹介することに多くの困難に直面しました。
アン どんな困難なのか、「ハノイキッズ」クラブの責任者レ・ティ・ホン・ニャットさんは次のように語りました。
(テープ)
「当初、「ハノイキッズ」クラブのメンバーは外国人観光客に対し、「私は貴方をハノイ市内で無料で案内する」と言っても、観光客は信じていませんでした。そのため、「ハノイキッズ」クラブのメンバーは多くのパンフレットを印刷し、ホアンキェム湖を訪れる観光客に配る他、空港まで行って、自分のクラブの活動を紹介しました。」
アン しかし、その後、「ハノイキッズ」クラブはいくつかの観光ガイドに成功してから、その威信が早く広がりました。インターネットやEメール、ウエブサイトなどを通じて、「ハノイキッズ」クラブは影響力を確立してきました。
ホアイ でも、「ハノイキッズ」のメンバーはスキルアップのため、絶えず努力してきました。このクラブのメンバーは自分を観光ガイドではなく、「トラベル・メート」だけと自認しています。
アン クラブ活動の目的は単にハノイの観光スポットだけでなく、ハノイの文化をピーアールするためのものです。先ほどの「ハノイキッズ」クラブの責任者レ・ティ・ホン・ニャットさんは次のように語りました。
(テープ)
「ハノイキッズ」クラブは「チップやお金をとらない」という方針で活動を行っています。つまり、このクラブのメンバーは観光客から何の報酬も受けないということです。その上で、このクラブは「ハノイの大使になる」というスローガンに向けて、取り組んでいます。このクラブはハノイの学生が英語を練習できる環境を作り出しています。」
アン ニャットさんはこのように語りました。では、ここでちょっとティータイムにして、歌をお聞きいただきましょう。
歌 をお送りしました。
話を続けましょう。「ハノイキッズ」クラブのメンバーは外国人観光客をハノイのすべてのスポットに連れて、その見所の美しさを紹介しています。先ほどの「ハノイキッズ」クラブの責任者レ・ティ・ホン・ニャットさんはさらに次のように語りました。
(テープ)
「ハノイキッズ」クラブのメンバーがよく観光客を連れてゆく所はベトナムの最初の大学とされている文廟、ホーチミン廟、民族学博物館、ハノイ旧市街、女性博物館などです。そのほか、彼らはドンスアン市場、ハンベ市場、お土産屋が並ぶハンガイ通り、アンタン通りなどハノイの人々の日常生活を理解できるためのところに連れて行きます。その他、観光客が要求すれば、ハノイ中心地からちょっと離れたところにあるバッチャン陶器生産村やバンフックシルク村にも足を伸ばしまします」
アン ニャットさんの話でした。ハノイを訪れたシンガポール人観光客のケンニさんは「ハノイキッズ」クラブについて、次のように語りました。
(テープ)
「私は若い観光客なので、ハノイの学生と出会うことができて面白いです。彼らは私に学習や生活だけでなく、ハノイの有名な見所について見識を分かち合います。そのため、今後ハノイに足を運ぶ外国人観光客に「ハノイキッズのクラブの案内を体験してください。皆様がよい一時を過ごせることだろう」というメッセージを送りたいのです。」
ホアイ 「ハノイキッズ」クラブの活動はハノイに足を運ぶ多くの外国人観光客に素晴らしい印象を与えています。彼らは親しみやすいというハノイの人々のイメージ作りに寄与していますね。
アン そうですね。では、おしまいに歌をお聴き頂き、今日のハノイ便りを終わりにしましょう。「歌」をお送りしました。
リスナーのみなさん。今日のこの時間は「ハノイキッズ」クラブの活動についてご紹介しました。それでは、今日のハノイ便りの時間はこれで終わります。来週のこの時間に又お会いしましょう。ごきげんよう。
Chao cac ban。