ホアイ ご機嫌いかがですか皆さん。ホアイです。
アン こんにちは。アンです。今回のハノイ便りは今年最後の放送となりますね。一年は本当に早いですね。
ホアイ そうですね。今日のこの時間はベトナムでのサルサ・ダンスの愛好者についてご紹介しましょう。
アン いいですね。サルサは中南米、アフリカ、カリブ海の島々そしてアメリカにルーツを持つ世界的に人気のあるダンスですが、近年、ベトナムでこのダンスを愛好する若者が増えています。サルサはクラブやバーなどだけでなく、路上でも演奏されています。
現場の音
ホアイ 毎月、第2土曜日の夜、ハノイのサルサ・クラブは市内のホアンキァム湖畔にあるリタイトゥ公園に集まって、陽気なリズムのサルサを熱心に踊ります。
アン この演奏に参加する人の数は百人にのぼっています。彼らは学生もいれば、会社員、職員、主婦など様々な仕事に従事していますが、誰もがサルサに興味を持っています。ハノイ市内の会社員のフン・フォン・ガン(Phung Phuong Ngan) さんは次のように語りました。
(テープ)
「私は2年にわたり、サルサを演奏しました。いつも、この公園で披露されるサルサダンシングに参加しています。この公園でサルサを踊るのはバーやクラブで踊るより楽しいです。ここではサルサを知らない人々の前で、サルサを披露できるからです。」
アン ガンさんの話でした。路上で演奏されるサルサは踊る人々だけでなく、鑑賞する人々にも楽しさをもたらします。サルサを踊る人の数は百人にのぼっていますが、見る人々の数も同じぐらいです。
ホアイ イタリア人のビジネスマンであるジーン・フランコさんは仕事のため、よくベトナムに来ますが、ハノイにサルサの演奏があると必ず見に行きます。シーン・フランコさんは次のように語りました。
(テープ)
「この活動は面白いと思います。サルサは踊れませんが、多くの人々が踊る様子を見るためここにきたいのです」
現場の音
ホアイ シーン・フランコさんの話でした。では、この辺でちょっとティタイムにしてサルサのメロディーをお聴きいただきましょう。
アン 話を続けましょう。ハノイを訪れているブラジル人の観光客 アナ・ブラッシュ(Ana Braasch)さんはサルサの陽気のメロディーにより足が止まりました。
(テープ)
「多くの人々が集まって、サルサを踊るのは本当に面白いと思います。サルサは私の故郷である南米から発足されたものです。ブラジルから遠く離れているベトナムでサルサを踊ることができ、本当に嬉しいです」
アン アナ・ブラッシュさんの話でした。このサルサダンシングに参加するのはハノイの若者だけでなく、ハノイからおよそ120キロ離れた所にある港湾都市ハイフォンからくる人も多くいます。
ホアイ ハイフォンの若者ファム・ホアイ・ナム( Pham Hoai Nam)さんは次のように語りました。
(テープ)
「毎回、ハノイの路上でのサルサダンシングがあれば、ハノイに行って参加します。その目的はハイフォンのサルサとハノイのサルサを結ぶためのものです。また、ハノイの若者とサルサを楽しみたいのです」
ホアイ ナムさんの話でした。路上サルサを行うのは若者に共通の娯楽の場を作り出すだけでなく、慈善活動も同時に実施されます。路上サルサを主催するFAサルサ・クラブのグェン・アイン・トァン( Nguyen Anh Tuan)責任者は次のように語りました。
(テープ)
「この活動の目的はハノイの青年に健全なプレイ・グラウンドを作り出すということです。これと同時に、参加者から寄付金を集めます。その一部が音声機器のメンテナンスにあてられますが、残りは慈善活動に使用されます。現場の音
ホアイ 10時半になると、サルサを踊る若者は別れて帰ります。誰もが疲れていますが、楽しそうですね。
アン そうですね。では、おしまいに歌をお聴き頂き、今日のハノイ便りを終わりにしましょう。
(サルサのメロディー)
リスナーのみなさん。今日のこの時間はベトナムでのサルサの愛好者についてご紹介しました。それでは、今日のハノイ便りの時間はここで終わります。新年のこの時間に又お会いしましょう。ごきげんよう。
Chao cac ban。