少数民族の女性が民族衣装を着てサッカーをするハーラウ定期市

(VOVWORLD) - ハーラウは、東北部クアンニン省ティエンエン県で少数民族の定期市がある唯一の村です。ここに来ると、観光客は少数民族の個性に富んだ文化的特徴を体験することができるだけでなく、ハーラウ村の女子サッカーチームのエキサイティングな試合を楽しむこともできます。
少数民族の女性が民族衣装を着てサッカーをするハーラウ定期市 - ảnh 1

ハノイから東北へ約270キロメートル離れたところにあるハーラウ村は、ザオ族、テイ族、サンチー族などの少数民族の居住地で、村の定期市は1960年代から開かれています。今から50年前に、山間部にあるハー・ラウ村へ行く道は悪路で、交通も困難でしたから、ハー・ラウ定期市は品物を売買する場所であるだけでなく、地元の人々が出会う場所でもありました。ですから、市場に行くのは地元の人々の喜びの一つにもなってきました。時が経つにつれて、この市場が忘れ去られたこともありましたが、2018年、クアンニン省人民委員会はこの定期市を復活させ、毎月の第4日曜日に開かれるようになっています。

(現場の音)

地元の人々は自分が生産した野菜、果物、ハチミツ、地酒、民族衣装などを定期市で売っています。また、様々な必需品も多くの小売業者によって販売されています。

(テープ)

「これは新郎新婦用のペアネックレスです。これらの羊毛繊維は頭飾りの装飾に使用されます。そして、編み終わるまで1週間から半月近くかかったこのベルトについても紹介したいと思います」

ハーラウ定期市では、地元の行政府は、売買、交換活動に加えて、ハーラウ村が少数民族の文化的アイデンティティが溶け込んだ観光地になることを期待して、多くの文化、芸術、スポーツ活動も企画しています。その中でも注目を集めているのが女子サッカーの試合です。プレイヤーはこの村の女性たちです。

(現場の音)

ハーラウ村には 6 つの集落がありますが、その中の4つの集落は女子サッカーチームを持っています。村の定期市でこれらのチームが試合を行います。試合には 16 人のプレイヤーが参加し、2 つのチームに分かれます。試合の特徴は選手たちがザオ族とサンチ族の民族衣装を着てサッカーをすることです。ハ・ティ・ホア選手は次のように語りました。

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「試合でサンチ族の民族衣装を着るのはちょっと面倒です。ボールをシュートするのはかなり難しく、プレイヤーは速く動く訓練が求められるからです。そのためキックを2本外してしまいました」

少数民族の女性が民族衣装を着てサッカーをするハーラウ定期市 - ảnh 2

ハーラウ村の地籍担当者であり、女子サッカーの審判を務めるグエン・ヴァン・クアンさんによりますと、民族衣装を着てサッカーをするのは不便でありながらも、この村の女子サッカーの最も興味深い点であるとしています。クアンさんの話です。

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「 アイデンティティについて言えば、地域ごとに異なる衣装があります。サッカーでは衣装が活動に多少影響しますが、それがチームの個性であり、この地のアイデンティティを示すものでもあると思います」

ハーラウ村の女子サッカー選手は通常、学校や畑で仕事をしていますが、定期市が開かれると、シューズを履いてサッカーに夢中になります。女子選手たちは走るスピードを上げ、シュートを放ち、時にはルールに従わずにプレーしますが、丸いボールを追いかけて楽しみます。これにより、フィールドはいつも喜びに満たされます。ハーラウ村の保育園で働いているテイ族出身のビー・ティ・リーさんは次のように語りました。

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「 私はサッカーをすると、嬉しくて、興奮します。山間部の定期市ではこのような活動をたくさん企画し、多くの人が参加し交流できるようになればと思っています」

ハーラウ村人民委員会のグエン・タイン・トゥン委員長代理は、村の定期市は、村人が団結を強化するための遊び場であり、観光客に独特な体験を与える場でもあると述べ、次のように語りました。

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 「ハーラウ村は、文化芸術活動に投資をし、その中で、月に一回開かれる定期市でサッカーをはじめ、様々な活動を行っています。私たちは村人に文化芸術活動への参加を呼びかけ、他の地域からの観光客の参加も奨励しています。これは、村の人々が娯楽、文化、スポーツ活動に参加したり、農産物を交換したりする機会でもあります」

ハーラウ村の定期市は、少数民族の文化的、精神的な生活を存分に示す場と言えます。定期市を機に行われる女子サッカーの試合は、観光客を引き付け、地元にとって観光開発の機会となっています。

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