ハノイ便りの時間がやってまいりました
音楽
フン リスナーの皆さん、この数日、ハノイの気温は18度から20度で、徐々に温かなりつつありますね。霧雨の日もありますから、段々春の声が聞こえてくる気がしますね。
ホアイ そうですね。ベトナムの旧正月テトを2週間前に控えていますからね。この間、ハノイ市の通りには、テトを迎えるにあたり家で飾る桃の花やユリなどの花各種を売る娘たちが目立ってきましたね。
フン 本当ですね。今日のこの時間は旧正月テトに花を飾る習慣についてお話しましょうか?
ホアイ 芸術的な話題ですね。旧暦12月15日から、ハンルオック通りで花市場が開かれます。これは古くから伝わる花市場であり、テトを前にして、ハノイの人々にとって欠かせない文化的なイベントになっていますね。
フン ハンルオックの花市場は500年前から始まったといわれています。テトの前になると、ハノイ郊外の人々は木をトーリック川から運搬し、販売することになりそうです。当時の芝地は現在のドンスアン市場であり、花市場は近くの北方の川の一部に移行したそうです。
ホアイ そうですか。花の種類も現在ほど多くはなかったようですね。でも、ハノイの人々にとって、十分でした。よく出回っていた花は桃の花、キンカン、ダリア、菊、グラジオラス、ガーベラなどですね。
フン 現在はとても数多くの色と種類があります。ハノイ郊外のテウーリエン(Tu Lien)、クアンバー(Quang Ba)、ニャッタン(Nhat Tan)、フートゥオン(Phu Thuong)から、そして、北部ハイフォン市、ナムディン省、南部ホーチミン市、ダラットからも花々がハノイへ輸送されてきて、販売されていますね。
ホアイ そうですね。この数年間、花は「国境を越えて」、外国に滞在しているベトナムの人々にも届けられるようになりました。国内でおいて栽培される花の他、輸入される花も桃の花、キンカンとともに「交流」しています。
フン ハノイを始めベトナムでは、テトに桃の花を飾る習慣があります。桃は春の到来を告げる花であると同時に、昔から魔除けの木と考えられていました。旧暦12月23日から一週間、家の守り神である「かまどの神様」が不在の時飾る慣わしが元となっています。
オアイ ハノイ市のAu Co 通りとホン河(紅河)の間にあるニヤッタン Nhat Tan地区に広大な桃園があり、テトが近くなると咲き始め、買い求める客で賑わいます。
フン いいですね。ではこの辺で、ティータイムにして 「 」をどうぞお聞きください。
音楽
フン では話しを続けましょう。ハノイ市のニャッタン桃の花が全国で知られています。ですから、旧暦1月の始めには、桃の花が咲きはじめます。桃の花の他に、金柑や菊、グラジオラスなどが沢山栽培されています。ですから、テトがきますと、直接買う人で、ニヤッタン村は賑わっています。
「テープ」
「私たちは写真を撮る為に桃のそのを旅にしました。まもなくテトがやって着ますので、ベトナムの伝統的な花とともに写真を撮りたいですよ。この桃園はとても綺麗です。桃の花だけでなく、他の花の種類も沢山あります」
フン ハノイ科学技術大学のレ・フェン学生の話でした。この機会にあたり、多くの企業は桃のそのに行って、自社製品をピーアールーするための写真をとろうとしています。チュンタイン社のグェン・ホン・ロアンさんは次のように述べました
「テープ」
「テトになりますと、わが社はニャッタンの桃ばたけで写真コレクションを作っています。ニャッタンはハノイ市で一番綺麗な花を栽培する村ですからね。撮った写真はわが社の貴重な資料となります。」
フン ロアンさんの話しでした。現在、花栽培の土地は住宅が建ち減っていますから、昔ほど、盛んではありませんが、ハノイ市民は独自の文化を守っています。栽培業者は人間に美しいいやしを与えていますね
ホアイ そうですね。では、歌をお聴きいただきながら、今日のハノイ便りを終わりにしましょう。
フン:「 」でした。リスナーの皆さん、今日のハノイ便りはバーベー湖についてご紹介しました。それでは、今日のこの時間はこれで終わります。又、来週お会いしましょう。ご機嫌よう。
Chao cac ban