コーヒー経営でスタートアップを成功させたエデ族の青年
(VOVWORLD) -中部高原地帯テイグエン地方ダクラク省クロンアナ県に住むイ・ポット・ニエさんは、消費者にクリーンコーヒーを提供したいという意向で、「エデ・コーヒー」というブランドを立ち上げました。
イ・ポットさん(左) |
1988年に生まれたイ・ポットさんは、エデ・コーヒー有限会社の社長です。彼の会社は2019年半ばに設立されましたが、同社の商品はその前に国内外の顧客から知られました。
イ・ポットの話によりますと、2014年に、ダナン医療短期大学卒業後、ホーチミン市とダクラク省にある幾つかの病院で働きました。ある日、自分が作ったコーヒーの粉を同僚の友だちにあげたところ、良い反応を受けました。
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「当初は、コーヒー豆を焙煎して、その粉を友達にプレゼントとしてしました。その後、友達からコーヒーが美味しかったと反応がありました。それをきっかけに、故郷名物の一つであるコーヒー店を経営することにしました。」
それから、イ・ポットさんは、コーヒー生産の設備に投資しました。2019年初頭に、家族が栽培したコーヒー豆で最初のコーヒーの粉を作り、市場に出荷させました。イ・ポットさんによりますと、良い香りの美味しいコーヒーを生産するためには、コーヒー豆は清潔にして、何も混ぜてはいけないと言う事です。顧客の好みによって、焙煎方法は違います。例えば、苦い味と濃い色が好きな人に対しては、やや焙煎を長くします。特に、薪の燃料と手作業で焙煎した方が、コーヒーの味が保たれるようです。
独特なコーヒー商標作りのため、イ・ポットさんは、クリーンコーヒーの「エデ・コーヒー」という商標を登録しました。同時に、ソーシャル上で、コーヒーの商品を積極的にPRしました。市場にクリーンコーヒーを十分に提供できるために、イ・ポットさん一家の3ヘクタールのコーヒー畑の他、地元にある幾つかのコーヒー栽培業者と連携しています。これにより、クリーンコーヒーの栽培面積は10ヘクタールに上っています。
現在、イ・ポットさんの会社は、国内各地に1カ月平均400キログラムのコーヒー粉を提供しています。その他、シンガポールに1カ月平均200∼400キログラムを輸出しています。
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「これは、クリーンコーヒー、つまりオーガニックコーヒーです。とても珍しいものですので、外国人から愛用されていますよ。」
エデ・コーヒー有限会社は、「2019年の有名な商標、ブランドのトップテン」に選ばれました。イ・ポットさんは、市場を拡大させる計画です。
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「外国人にも我が社のクリーンコーヒーを知ってもらうために、外国にも進出したいです。会社が設立されてから6カ月余り経ちましたが、シンガポールの相手と契約を結ぶことができて、とても嬉しいですね。現在は、日本と韓国の貿易相手と交渉中です。」
近い将来、イ・ポットさんの「エデ・コーヒー」が多くの外国の人々に知られるように期待しましょう。