(VOVWORLD) -サムさんの話によりますと、農林短期大学を卒業後の1965年に始めて養蜂を行い、養蜂実験研究所を設立しました。当初は、野生の蜂だけを研究し、木製の箱で飼育していました。しかし、このミツバチは、蜜の質がよいので、蜜の生産性は低く量が不安定でした。
サムさんとミツバチの巣箱 |
北部ソンラ(SonLa)省マイソン(MaiSon)県チエンムン(ChiengMung)村に住むホ・バン・サムさんは、今年74歳ですが、ミツバチの飼育に情熱を注いでいます。現在、彼は、ミツバチを1000余りの巣箱に飼育しています。
サムさんの話によりますと、農林短期大学を卒業後の1965年に始めて養蜂を行い、養蜂実験研究所を設立しました。当初は、野生の蜂だけを研究し、木製の箱で飼育していました。しかし、このミツバチは、蜜の質がよいので、蜜の生産性は低く量が不安定でした。1981年に、サムさんは、イタリアミツバチを養蜂し始めました。
サムさんの話です。
(テープ)
「当初、イタリアミツバチを養蜂するのは大変でしたよ。蜂や、養蜂地域の季節、開花時期などの特徴を深く把握できなかったからです。ですから、ミツバチのルーツ、そして、年にどのぐらい蜜が採れるのかよく知っておいた方がいいです。」
サムさんは、この50年の間、最初はたった7つの巣箱から、1000の巣箱に発展させ、蜂蜜や、ミツバチの幼虫、ローヤルゼリー、プロポリスなどを採っています。
サムさんは次のように語っています。
(テープ)
「私たちは、現地の養蜂家と連携して、質の高い蜜を集中的に生産する計画です。このことは、国内の需要に応えると共に、輸出活動にも役立つからです。」
サムさん一家が生産した蜂蜜関連の製品は価格が安くて、高品質なので数多くの消費者から愛用されています。
消費者の一人の話です。
(テープ)
「サムさんが作った蜂蜜はまろやかな甘みと、花の香りがするので美味しいですよ。私だけでなく、多く友達もよく買っています。」
現在、ソンラ省では、1000世帯あまりが養蜂を行っています。養蜂家らは、生産性と製品の質的向上、そして、蜂関連製品の消費先の安定化を目指して、先進技術を導入すると共に、互いに経験の交換をしたり、支援し合ったりしています。