フンブオン病院の発展に貢献してきたホアン・ジエム・トウエット院長

(VOVWORLD) -かつての設備や人手などに困窮した医療施設だったころから、技術とサービスが国際基準に満たした一級の公立病院になりました。
ホーチミン市のフンブオン産婦人科病院はおよそ100年前に創立されました。かつての設備や人手などに困窮した医療施設だったころから、技術とサービスが国際基準に満たした一級の公立病院になりました。フンブオン病院の発展事業には院長の医師ホアン・ジエム・トウエット氏の貢献がありました。
フンブオン病院の発展に貢献してきたホアン・ジエム・トウエット院長 - ảnh 1トウエット院長
トウエット氏は2015年に、フンブオン産婦人科病院の院長に着任しました。当時の病院は、様々な困難にありました。医療従事者が不足する一方、設備などがいまだ十分に整備されていませんでした。特に、病棟の建設工事は完成していなかったそうです。トウエット院長の指導のもとで、病院の指導部は、この病棟を早めに完成させる決意を固めました。2年後に、近代的な医療機器や設備を備えた病棟が生まれました。これは、病院での治療の質的向上と綿密な技術の開発に向けた重要な前提となりました。

不妊治療科の看護師のレン・フオン・ズンさんは、「トウエット院長は、いつものように患者の利益と体験を第一にして、治療と患者ケアの質的向上を重視している」と明らかにし、次のように語っています。
(テープ)
「トウエット氏の指示に基づき、病院にあるすべてのものは完璧で、完全でなければなりません。例えば、病院のロビーや受付窓口、患者の制服、あるいは患者との接客態度、患者への説明、ケア、治療などは完璧でなければならないということです」
トウエット院長は、32歳になった2002年にアメリカのジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生大学院に在学したことがあり、ベトナムが多くの国と同様に女性のリプロダクティブ・ヘルスの品質を高める必要性を認識しました。その考えの通り、フンブオン病院の院長に着任した時に、患者向けのサービスを革新することにしたのです。
トウエット院長は次のように語っています。
(テープ)
「産婦人科専門医である私は、女性のリプロダクティブ・ヘルスの品質を向上させるためには、患者向けサービスや、設備などを改善する必要があると思っています。ですので、私は、同僚に対し、患者のために取り組まなければならないんだと説得しました」
トウエット院長は、この8年間にわたってフンブオン病院の院長として、同病院の発展に貢献するのみならず、新型コロナウイルス感染症の感染者である数千人の妊産婦と彼らの子どもの命を救った人でもあります。2021年に、ホーチミン市で感染症が流行したため、入院した妊婦の数は急増しました。多くの妊婦は感染症に感染し、死亡しました。このような状態の中、トウエット院長は、ホーチミン市医療局、保健省、国家接種評議会に対しフンブオン病院のすべての妊産婦への新型コロナウイルスのワクチン接種を提案しました。そのお陰で、妊婦の死亡率は低下しました。当時、フンブオン病院は二つの場所に分けられました。それは新型コロナウイルスに感染した妊産婦2000人余りを受け入れ、治療する場所と、これらの妊産婦の新生児をケアする場所でした。同時に、トウエット医師は、新型コロナウイルスに感染した母親の新生児養護センターの設立を指導しました。3ヶ月の間に、このセンターの幹部、職員、およびボランティアは259人の新生児をとりあげました。
病院での任務を立派に果たすのみならず、トウエット院長はホーチミン市人民評議会の議員として、市民のヘルスケア制度と医療従事者の生活改善などについて提案しました。
トウエット医師について、ホーチミン市人民評議会社会文化委員会のカオ・タイン・ビン委員長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「トウエット院長は社会文化委員会とともに複数の適切な決議案を作成してきました。たとえば、監督、選手向けの特別な政策に関する決議です。この決議が発効された後、ホーチミン市の女性選手は、これを人道的かつ責任のある決議であると評価しました」
トウエット院長の指導のもと、フンブオン病院は、ホーチミン市の医療部門における質的管理に優れた病院として2020年と2021年の2年連続して表彰されました。同病院の専門科も連続して国際基準を達成しています。

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