(VOVWORLD) -この間、南部ニントアン省の行政当局は、現地農民の収入を高める措置として、農民に対し栽培と畜産への先端科学技術の導入を補助してきました。
その結果、ニントアン省内では、多くの農民が栽培や畜産を効果的に行うようになりました。その一例を挙げたのは、ニンフォック県アンハイ村に住むレ・ティ・キム・ロアンさん一家です。元々貧困な世帯であったロアンさんの家庭は、この7年間、ヤギの飼育技術を成功させたことにより、生活に余裕ができました。
ロアンさん=Đài PTTH Ninh Thuận |
ロアンさんの話によりますと、ヤギは、飼育しやすい動物なので主要な飼料は雑草のほか、ハイビスカスの葉やジャックフルーツの葉などです。また、ヤギの飼育は放し飼いしないので、手間がかからず、外部からの感染症もなく、コーヒー栽培にヤギの糞の堆肥を利用できるなど様々な便利な点があります。2010年初めに、ロアンさんは銀行などから低い金利で借り入れたお金を利用して、繁殖用の雌ヤギと肉用雄ヤギを飼育することにしました。ニンフォック県農業奨励センターから開催された科学技術移転セミナーに参加したお陰で、彼女は、ヤギ飼育の技術などを身につけるようになりました。ロアンさんの話です。
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「以前、我が家はとても困難でした。現在、ヤギ飼育のお陰で、それらの困難を乗り越え、生活に余裕が出てきました。ヤギの飼育方法を詳しく研究すると共に、科学技術を効果的に導入した結果、ヤギは順調に成長しましたよ。」
ロアンさん一家は、当初、6匹の繁殖用の雌ヤギを飼育しましたが、6年後に、その数を30匹に増しています。また、毎年、約50匹の肉用雄ヤギを販売しています。今後も、繁殖用の雌ヤギを増加させる計画です。
ニンフォック県アンハイ村女性会会長の話です。
(テープ)
「当初、ロアンさん一家は、小規模でヤギ飼育を行っていました。その後、畜産訓練コースに積極的に参加して、また、実践の経験をどんどん積んできた結果、ヤギ飼育のモデルを成功させるようになりました。」
貧困な状態を乗り越えて、生活に余裕が出たというロアンさんはお手本になっていることです。