四季成りレモンの栽培に励む農民のナムさん

(VOVWORLD) -ナムさんは、2013年頃、南部各省に出張した際、四季成りレモン畑を視察しました。四季成りレモンが年間を通して収穫できる上に、高効率をもたらす植物であり、地元の土壌と気候に適していることを認識したナムさんは、トウモロコシの代わりに四季成りレモンの栽培を決定しました。
四季成りレモンの栽培に励む農民のナムさん - ảnh 1ナムさんと四季成りレモン( baotuyenquang.com.vn撮影)

9年前の2015年に、北部トゥエンクアン省トゥエンクアン市に住むコン・バン・ナムさんは、四季成りレモンの栽培に着手しました。現在まで、四季成り性のレモンの木はおよそ100本に上っています。「ベトバック」という名前のハイテク農業協同組合の会長を務めるナムさんは、2013年頃、南部各省に出張した際、四季成りレモン畑を視察しました。四季成りレモンが年間を通して収穫できる上に、高効率をもたらす植物であり、地元の土壌と気候に適していることを認識したナムさんは、トウモロコシの代わりに四季成りレモンの栽培を決定しました。現在まで、四季成りレモンは、知名度が高いブランドとなり、栽培業者に安定した高い収入をもたらしています。

ナムさんは次のように語っています。

(テープ)

「私が協同組合を設立する理由は、法人格を取得することにより、製品のトレーサビリティや輸出などが可能になるからです。そのほか、この協同組合は農家の製品を市場の価格で買い付けます」

「ベトバック」ハイテク農業協同組合は、設立当時には、9人のメンバーと10ヘクタールの四季成りレモン畑しかありませんでしたが、現在までに、広い農地を所有する100あまりの世帯と連携したことにより、100ヘクタールの四季成りレモン栽培面積を持つようになっています。さらに、協同組合は、レモンを原料にしてエッセンシャルオイル、食器用洗剤などを製造しています。ナムさんは、近日中に、組合員を増やしたり、四季成りレモン栽培面積を200へクタルに拡張する方針です。このことは、雇用創出と、組合員の収入の増加に役立つからです。

ナムさんはさらに次のように語っています。

(テープ)

「私たちは、四季成りレモンの栽培に有機農法を導入しています。というのは、この農法は、樹木の持続可能な価値を確保するとともに、高い効率をもたらすからです」

「ベトバック」ハイテク農業協同組合のレモンは、北部各省にある殆どの大手スーパー、従来型の市場に並べられているとともに、欧州諸国にも輸出されています。トゥエンクアン市行政当局は、VietGAP=ベトナム安全農産物生産基準に沿って、四季成りレモンの栽培開発戦略を立てました。この取り組みは、持続可能な経済地区の形成に貢献する方針です。

トゥエンクアン市ドイカイン居住地人民委員会のグエン・バン・トアン副委員長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「近日中に、私たちは、レモンの生産施設番号の表示とブランディングを実施します。そうして、四季成りレモンの輸出市場を拡大する方針です」

ナムさんは、四季成りレモン畑を開発する傍ら、他の組織や個人に栽培方法や手入れ技術などを共有する用意もあります。

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