(VOVWORLD) -ベトナムの女子ボクシング選手グェン・ティ・タム(Nguyễn Thị Tâm)さんは、2017年のアジア女子ボクシング選手権大会で金メダルを獲得してから、広く知られるようになりました。
タムさん |
1994年生まれのタムさんによりますと、以前、マラソン選手になりたいという夢を抱いていため、陸上競技の勉強を申し込みました。しかし、「陸上競技はタムさんに相応しくない」との監督から言われ、その夢は叶えられませんでした。その後、2011年までに、タムさんは知り合いの紹介で、ハノイ市内にあるボクシングジムの選手育成コースに入会したとうことです。
タムさんの話です。
(テープ)
「当初は、両親から強く反対されました。ボクシング選手にとって、身体への負担が大きいなど様々な大変なことがあるからです。しかし、スポーツが好きな私は、ボクシング選手になりたい決意を固めました。その後、両親も応援してくれたんです。」
タムさんは数年間の練習を経て、2014年から2017年までの全国ボクシングクラブ大会や全国ボクシング選手権大会などに出場し、いずれも金メダルを獲得しました。特に、2017年にホーチミン市で開催されたアジア女子ボクシング選手権大会で、タムさんは朝鮮民主主義人民共和国の選手と対戦し、金メダルを獲得したということです。この結果はタムさんの現時点までの成績にとって最も印象的なものであるはずでしょう。
(テープ)
「アジアボクシング選手権で金メダルを獲得できるとは思っていませんでした。とても喜んでいましたよ。私はその喜びを監督や先生たちと分かち合いたいと思うようになりました。」
タムさんのこのような優れた成績は、2017年の「ハノイ市文化・スポーツ10大ニュース」の一つであると選定されています。
現在、女子ボクシング選手のタムさんは、2018年のアジア競技大会を目指して、専門家や監督と共に練習に夢中しています。