(VOVWORLD) -北中部タインホア省トスアン県スアンライ村に住むホアン・ビエット・トアンさんは重症度の傷病兵ですが、常に病気との闘いに努力し、故郷の建設に自らの力と知恵を貢献しています。
トアンさん(右) |
スランライ村フォンライ村落にある1.2キロメートルに及ぶ道路は11年前に建設されましたが、現在まで、丈夫で美しく保たれています。このような道路は、現地住民から人的物的寄付で建設されました。当時、トアンさんは、村の指導部に道路建設を提案した最初の人でした。道路建設担当委員会委員長としてのトアンさんは、同委員会のメンバーらと共に、現地住民を初めとする、全国各地で暮らし働いている村人に対し、道路建設のための寄付金を呼びかけました。その結果、わずか3ヶ月だけで、その立派な道路が建設されました。
傷病兵のトアンさんについて、村人の一人であるチン・カック・トアンさんは、「トアンさんは現地のあらゆる活動の中で、いつも先頭に立って活躍している」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「トアンさんが担当する安全保障部会は、道路建設を提唱しました。そして、道路建設への寄付金募集を働きかけました。そのお陰で、村の道路は早めに完成されました。」
2015年に、村の行政当局は、文化会館の建設、交通道路の改修を主張しました。この主張に応えて、トアンさんは、文化会館の建設と交通道路の改修担当委員会委員長として、現地住民の寄付金を働きかけました。従って、新しい道路が相次ぎ、村の美化に貢献しました。
トアンさんのお手本について、スアンライ村人民委員会のグエン・ゴク・ウエン副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「現地では、トアンさんは影響力があり、さらに威信がある人です。また、彼は常に、子供や孫に対して党の政策、国家の法律の遵守を働きかけると同時に、現地住民に対し、文化的生活作りに励むよう宣伝しています。」
ところで、トアンさんは1973年に中部クアンチ省の戦場に参戦し、爆撃で負傷した他、枯葉剤・ダイオキシンを浴びました。1976年に退役し帰郷しました。彼は、タインホア省スアンライ村の青年同盟書記、人民委員会委員長、党委員会委員長を歴任しました。彼は、いかなる職務にあっても、任務を立派に果たしてきました。現在は、もう退職しましたが、彼は社会活動に積極的に参加しています。
トアンさんの話です。
(テープ)
「退職して、日常生活を送っている現在でも、私は、故郷の発展に貢献するために、現地の住民に愛国競争運動の遂行を働きかけ続けています。」
故郷の建設事業に多大な貢献をしてきた傷病兵のトアンさんは、複数の表彰状を授与しています。しかし、彼が最も大切にしていることは、人々から信頼を受けたことでしょう。