新型コロナ対策宣伝活動でのお手本となるジャーナリストのタオさん
(VOVWORLD) -新型コロナウイルス感染症との闘いにおいて、疫病状況やその予防対策に関する情報や写真を正確に伝えるために、報道機関のジャーナリスト、編集員スタッフたちは、大奮闘してきました。
タオさん |
ハノイ市人民委員会機関紙「キンテヴァドティ(Kinh te va Do thi)(経済と都市)」紙のジャーナリストであるチャン・ティ・タオさんは、この疫病との闘いにおけるお手本の一つであると見なされています。先日、彼女は、新型コロナとの闘いにおいて優れた成績を収めてきたことで、ハノイ市人民委員会から表彰状を授与しました。タオさんは、若手ジャーナリストですが、ハノイ市の競争運動や、「良い人・良い行い」運動等に関する質の高い記事を執筆しました。2015年以来、彼女は、これらの運動においてよい成績を収めたお手本に関する作文コンクールにおいて連続して授賞しています。
去る2020年4月に、ベトナムは新型コロナウイルス感染症のピークに入りました。その時、ハノイは、国内で感染者が最も多い場所であり、感染のホットスポットの一つになりました。そこで、報道機関は、疫病の状況や予防対策を積極的に宣伝してきました。他のジャーナリストと同様に、タオさんは、休む時間もなく、同僚たちと共に、新型コロナ患者を治療する中央熱帯病病院に常時に赴きました。その他、彼女は、ベトナム国立衛生疫学研究所やハノイ疾病管制センターにも取材をするなど、医療センターの迅速な対応チームと一緒に患者のサンプルを採取に行ったりしました。タオさんの話です。
(テープ)
「医師たちは、新型コロナ患者を救うために、自己犠牲を払いました。一方、新聞記者である私たちは、実際の情報を把握して、最も正確に執筆するために、中央熱帯病病院などに足を運んで、取材をしに行かなければなりませんでした。私は、その間に、子どもや親戚と全く接触しませんでした。」
新型コロナ対策の宣伝は、人々が疫病の状況とその対策を深く理解できるように十分な情報を提供するために重要な役割を果たしています。自分の同僚について、他のジャーナリストであるグエン・フエ・チさんは次のように評価しています。
(テープ)
「タオさんは、困難や危険を恐れず、隔離施設や病院に駆け込み、取材をしました。人々に十分でかつ正確な情報を提供するためにタオさんのようなお手本を必要としています。タオさんは、首都ハノイの『良い人・良い行い』という称号を授与され、拡大されるべきお手本になると思います。」
疫病蔓延中に取材をする記憶について、タオさんは次のように明らかにしました。
(テープ)
「私にとって最も忘れがたい記憶の一つは、医療センターの迅速な対応チームと一緒に、新型患者のサンプルを採取に行った時のことです。その時、初めて防護服を着用し、何枚もの手袋をはめました。また、大きな専用メガネをかけていますが、とても見にくかったです。こうした格好はとても移動しにくいのです。そんな時に、新型コロナと闘う最前線に立つ医療スタッフの困難さを実感しました。」
タオさんが執筆した新型コロナに関するニュースや記事などは、コミュニティの意識向上に役立っており、この疫病の制圧に貢献してきました。