(VOVWORLD) -フエ大学の高級教師のディン・ティ・ビック・ラン准教授は、獣医・畜産分野に関する多くの研究を行った人物です。
ラン准教授=Hải Thuận |
1960年生まれのラン准教授は、かつて、ロシアのモスクワ獣医研究院で勉強した他、日本の帯広畜産大学と岐阜大学の研究生にもなりました。これらの大学で勉強している間に、彼女は、科学研究に夢中になっていました。ラン女史の話です。
(テープ)
「科学研究は私の興味となっています。日本で博士号を取得して、帰国した直後、フエ大学に就職しました。この大学で、授業に参加する傍ら、時間や人力、金銭などを科学研究活動に注いできました。」
それから、ラン准教授と同僚は、高品質の肉生産が可能な豚の研究に尽力してきました。約10年間にわたって行ってきたその研究成果は、望ましい成功を収め、中部各省における養豚飼育の発展に寄与しています。
2007年に、ラン准教授は、フエ大学所属の資源環境・バイオテクノロジー研究院の副院長として赴任されました。それ以来、彼女と同僚らは、動物用医薬品や、家畜・家禽用のワクチンの生産を成功させました。ランさんについて、彼女の同僚は次のように明かしています。
(テープ)
「ランさんは私に研究意欲を伝えてくれた人です。この7年間、ランさんから色々なことを身に付けるようになりました。彼女が研究した動物用のワクチンや医薬品などは、幾つかの飼育場で応用され、高い結果を収めてました。」
この女性科学者は、獣医分野だけでなく、各種樹木の研究にも夢中になっています。彼女は、これまで、気候変動に対応できる収穫量が高いサラダ、トマト、ドラゴンフルーツなどの野菜や果物の研究を行ってきました。
フエ農林大学の副学長は次のように明らかにしています。
(テープ)
「ラン准教授は、女性科学者を対象にしたコバレスカイヤ賞、及び、トア・ティエン・フエ省の科学技術開発賞などを受賞されました。これらは、ラン准教授の研究結果を認めたものです。彼女が行ってきた研究結果は、実用性が高く、生産活動に良好に適応されています。」
これまでに、ラン准教授は、20件の研究テーマを発表してきました。入職してから30年あまり経ちましたが、いかなる職務に就いてラン女史は自らの任務を立派に果たし、科学研究に情熱を注いでいます。