(VOVWORLD) -ダナン市国境警備局の医師として活躍しているニン・コン・カイン少佐は、過去15年間に渡り、ダナン市に住む数千人の貧困層の患者に対して無料診療を行っています。カイン医師の行為は、軍医としてのイメージアップにすばらしい貢献をしています。
カインさん(白シャツ) |
ソンチャ区トクアン居住地に住むグエン・タイン・スアンさんは、関節の痛み、手足のしびれのため、歩行できなくなったので、車椅子で移動せざるを得ませんでした。現在、彼女は、カイン医師の診療所で、指圧治療を受けています。
スアンさんの話です。
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「私は、以前、ホーチミン市やハノイに行って、治療を頼んでいましたが、なかなか治りませんでした。しかし、カイン先生が治療してくれてから、手足のしびれと痛みが以前より改善されつつあります。カイン先生は無料で治療を行っているので、貧しい患者が多いです」
毎日、医師のカインさんは、トクアン居住地にある国境警備部隊と市民を対象にした診療所で働いています。しかし、地元の生活困窮者を助ける目的で、リエンチエウ区ヒエップバック居住地に「自己負担額0ドンの診療所」を設立することにしました。この診療所を訪れるほとんどの患者は、関節の痛み、脊柱の痛みに悩んでいます。カインさんは、針灸、指圧、およびマッサージなどの方法で治療を施します。
ホアヒエップバック居住地に住むレ・バン・ザウさんの娘は、2009年に交通事故により、脳に損傷を負ったため、手足の麻痺に悩んでいます。2012年頃、カインさんによる無料の訪問診療のお陰で、たった7ヵ月後に、ザウさんの娘の体調はよくなりました。
ザウさんは次のように語っています。
(テープ)
「娘は、カイン先生からリハビリと針灸の治療を無料で受けることができました。現在、娘は自分で歩けるようになっていますよ」
医師のカインさんは、「当初は、恵まれない人々への思いやりから、無料で診療治療を行うことにした。その後、この行動に夢中になった、私の責任でもある」と明らかにし、次のように述べました。
(テープ)
「僕にとって一番嬉しいのは、回復した患者の笑い顔を見ることです。ですので、いつか自分自身も元気になり、さらに多くの患者を助けたいと思うのです。生活に困窮している患者の依頼であれば、無料で診療治療をしてあげます」
医師のカインさんは、貧しい患者に無料で診療治療を行うだけでなく、給与の一部を利用して、恵まれない人を支援しています。医師のカインさんについてダナン市国境警備局軍医担当者の医師、レ・ザ・タン氏は次のように明らかにしました。
(テープ)
「カイン少佐は、ダナン市国境警備軍医スタッフにとって良い手本となっています。彼は、自ら研修し、業務能力を高めています。近年、彼は、常に国境警備隊と現地住民の健康ケア事業において任務を立派に果たしてきました」
コミュニティへの支援に大いに貢献してきた医師のカイン氏は、ベトナムの首相、およびダナン市人民委員会から表彰状を授与されました。