先ごろ、フランス語雑誌「フランコフォニーアクチュアリテ」はベトナムのチュオンサとホアンサの両群島の領有権に関する特別号を発行しました。

この特別号は、この両群島に関するベトナムの主権を証明する記事や、研究テーマ、学者らのインタビュー記事などを集めました。また、ベトナム東部海域（いわゆる南シナ海）の歴史と現状を紹介し、世界各国が発行した資料を引用し、この両群島に対するベトナムの領有権を再確認しました。

さらに、世界各国の法律家の意見をまとめ、現在の緊張情勢の原因を指摘した上で、今年7月12日にベトナム東部海域の領有権をめぐってフィリピンが中国を提訴した裁判でオランダ・ハーグにある常設仲裁裁判所が下した『中国にはこの海域の島々に対する歴史的権利を主張する法的根拠はない』という裁定と1982年国連海洋法条約の重要な意義を再確認しました。