ベトナム、国際仲裁裁判所の裁定を歓迎


12日、ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)の領有権をめぐってフィリピンが中国を提訴した裁判で、オランダ・ハーグにある常設仲裁裁判所が「中国には同海域の島々に対する歴史的権利を主張する法的根拠はない」とする裁定を下したことに関し、ベトナム外務省のレー・ハイ・ビン報道官は次のように語りました。

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「ベトナムは常設仲裁裁判所の裁定を歓迎しています。ベトナムはこの裁定の内容に関する声明を発表します。ベトナムは2014年12月5日、常設仲裁裁判所に声明を送り、その中で、自国の立場を十分に説明しましたが、今日はもう一度、その立場を再確認します。その精神で、ベトナムは、領海紛争を1982年国連海洋法条約を含め国際法にしたがって解決し、武力による威嚇又は武力の行使をしないことを支持しています。」

また、ビン報道官は「この機会にあたり、ベトナムは、チュオンサとホアンサの両群島に対する自国の領有権と関連権利を再確認する。その領有権は1982年国連海洋法条約を含め国際法に合致するものである」と強調しました。

 

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