3月1日と2日の両日、ブルネイの首都バンダルスリブガワンで、第32回日本・ASEANフォーラムが行われ、グエン・クオク・ズン外務次官率いるベトナム代表団も参加しました。
席上、参加者らは、日本・ASEANの協力活動を総括し、その中で、「日本はASEANの重要なパートナーとなっている。日本は、地域におけるASEANの中核的な役割を支持している」と強調しました。
(写真:daidoanket.vn)
双方は、経済や、国民の生活改善、国民交流、平和・安全保障の確保など日本・ASEAN友好協力に関するビジョン・ステートメントに盛り込まれた各分野で協力を緊密化させていくことで一致しました。
国際問題に関し、ズン次官は、ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)の状況に触れ、ベトナムとASEAN緒国の共通の立場を再確認しました。
また、領海紛争を1982年国連海洋法条約を含め国際法に従って平和措置で解決し、武力行使または武力による威嚇をせず、DOC=海上行動宣言を効果的に実施し、COC=行動規範を早期に作成する必要があるというベトナムの立場を再確認しました。