カットバー島はハイフオン市に足を運ぶ観光客にとって見逃すことのできない見どころのひとつです。カットバー島はランハ湾に位置し、世界遺産として認定されたハロン湾に隣接しています。週末に多くの人々はカットバー島に行きます。

現場の音

カットバー島を始めて訪れたハノイからの観光客グエン・テイ・フエンさんは次のように語りました。

（テープ）

「カットバー島の風景は見事です。ここには手つかずの美しさが保たれています。そのほか、地元の人々は親しみやすい人たちです」

カットバー島は国内だけでなく、外国人観光客をも魅了しています。この島に足を運ぶと観光客はダイビングをしたり、カヤックに乗ったりすることができるほか、世界で最も美しいとされているランハ湾を見学し、多くの見事な洞窟を訪れることもできます。そのほか、観光客はバイクを借りて、自分でカットバー島を探検することもできます。オランダ人の観光客トーマスさんは次のように語りました。

（テープ）

「カットバーは穏やかな島です。私の家族はこの島の自然の景色が大好きです。私にとってここはベトナムの中で最も好きな観光地だと言えます」

カットバー島に足を運ぶ観光客はかならずカットバー国立公園を見学することでしょう。この国立公園はカットバー島の中心地カットバー町から東北へ約14キロ離れたところにあります。ここには新石器時代の考古学的な遺跡も発見されました。

この国立公園は森林があるほか、海もあり、豊富な天然資源と美しい風景、および貴重な動植物を所有しています。カットバー国立公園は2004年にユネスコの生物圏保護区に登録されました。

この国立公園はベトナムで最も豊富な生物多様性を有する公園であり、4000種の動植物が生息し、その中で、多くの種類はベトナムレッドブックと世界レッドリストに記録されています。ドイツ人の観光客ドミニックさんは次のように語りました。

（テープ） 

「カットバー島に来るのは今回が初めてです。この島は本当に美しいです。ビーチも手つかずのもので、素敵です。このような風景はヨーロッパでもなかなかお目にかかれるものではありません。機会があったら、またここに戻ってきます」

今年9月に、ユネスコ＝国連教育科学文化機関はカットバー群島を世界自然遺産として認定するベトナムの申請書類を正式に検討します。この申請はカットバー群島の特有な価値を維持、保存するためのものだけでなく、カットバー群島の貴重な価値を確認するものでもあります。