首都ハノイから北西へおよそ300キロ離れたところにあるソンラ省は独特な祭りや美しい自然風景、歴史的遺跡がたくさんあり、近年、観光客を引き付けています。
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現在、ソンラ省には100ヶ所の歴史的文化的遺跡、考古学遺跡も多くあります。ソンラ市に足を運ぶ観光客はみなソンラ刑務所、ソンラ博物館を訪れます。ソンラ刑務所はフランス統治下の1908年に建設され、当初の面積はおよそ500平方メートルです。ここにはベトナムの多くの有名な革命戦士が厳しい弾圧のもとに収容されていました。現在、この刑務所の跡地はソンラ市の人気観光スポットとなっています。
現場の音
(写真:vnexpress.net)
ソンラ博物館はソンラ刑務所のそばにあり、1908年にフランスによって建てられました。ここにはソンラ省に住む12の少数民族の独特な文化にかかわる品々と当地で発掘された前史時代からの遺物が展示されています。特に、この博物館にはタイ族、ザオ族の叙事詩など1000部が保存されています。ソンラ博物館のガイド グェン・ハイ・ズオン( Nguyen Hai Duong) さんは次のように語りました。
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「これはソンラ省に住む12の少数民族の文化を紹介するスペースです。ソンラ省の総面積は1420万平方キロメートルで、12の少数民族が居住していますが、その中で、タイ族は55%を占めています。タイ族の人々は昔から紙造りをしています。彼らは竹などの木材から紙を造りました。」
ソンラ省には東南アジアで最も大きな水力発電所として誇るソンラ水力発電所があります。この発電所の出力は年間100億キロワットにのぼります。これはソンラ省の魅力的な見所の一つとされています。ソンラ市から車で一時間行くとソンラダム湖に到着します。ソンラダム湖を訪れた北部バクザン省の観光客ホアンランさんは次のように語りました。
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「ソンラダム湖に来るのは今回が初めてです。この湖の美しさは一日の中でも、美しさが変化して、面白いです。もう一度ここに訪れたいと思います」
(写真:vnexpress.net)
ソンラ省に足を運ぶ観光客はフアラ村モン集落を見逃すことはできません。ソンラ市の中心地から南西へおよそ6キロ離れたこの集落は壮大な風景に恵まれています。ハノイにある旅行会社に勤務する グェン・ホン・タン( Nguyen Hong Thang) さんは次のように語りました。
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「モンという村を訪れる観光客は温泉に入ることができる他、タイ族の伝統的食べ物を味わうことができます。ここではタイ族の各家庭が観光サービスを営んでいます。」
夜になると観光客は食事のあと、タイ族の踊りをみたり、に参加することができます。チャンスがありましたら、一度ソンラ省を訪れてみてください。