中部クアンナム省テイザン県はチュオンソン山脈に位置し、ダナン市からおよそ１２０キロ離れた所にあります。テイザン県は涼しい気候に恵まれるほか、少数民族特有の伝統文化によって、国内外の観光客を魅了しています。

新型コロナが抑制され、観光活動が再開されてから、国内外の多くの観光客はテイザン県を訪れ、グリーン観光を体験しています。

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１「テイザン県の山の頂で夜明けを見るのは避暑地サパにいるような感じがしています」

２「ベトナムでこのような美しい原生林が残されていることを知りませんでした」

３「インフラがあまり整備されていないので、自然のままの姿が保たれています。」

テイザン県は高い山と険しい峠道があり、ベトナム西北部山岳地帯に迷い込んだかのような印象を受けます。

テイザン県に住む少数民族コトゥ( Co Tu) 族は森林資源と伝統文化を誇りに思っています。南部生態学研究所のブーゴックロン元所長は「テイザン県は森林と伝統文化を保存しており、コミュニテイーベーズドツーリズムの開発に好ましい条件となっている」と明らかにし、次のように語りました。

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「コミュニテイーベーズドツーリズムの開発のため、遺産樹木の保護地区を設ける必要があります。そのほか、この地区へのインフラ整備に投資しなければなりません」

テイザン県に足を運ぶ観光客はベトナムとラオスとの国境付近に位置するアズットという「天の門」を見ることができます。この「天の門」をくぐり抜けて３０分ほど歩くと、大きく見事な洞窟に着きます。最近、ここではドンザン県の「天の門」生態観光地が始動しています。

クアンナム省の２０２２年の国家観光年にあたり、先頃、クアンナム省は同省の西部山岳地帯の伝統文化の価値を活用した一連のグリーン観光商品を紹介しました。クアンナム省人民委員会のレ・チ・タイン委員長は「クアンナム省は観光開発を進める傍ら、森林の生態系、地元の伝統的文化の維持、保存を重視している」と明らかにし、次のように語りました。

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「山岳地帯での観光開発投資プロジェクトを実施する前に、森林の生態系への影響を評定しています。森林の生態系に悪影響を与えるプロジェクトは許可されません。森林の生態系や文化、歴史の価値の保存を重視するという共通認識を持つ投資家を優先的に誘致しています」

テイザン県を訪れる際には地元の少数民族コトゥ族の村を訪問し、地酒を飲みながら、鶏や豚肉の炭火焼、竹の筒で炊いたごはん「cơm lam」など少数民族の特有の料理をぜひ味わってみてください。